こんにちは!佐賀県こども家庭課の手塚と橋本です。
佐賀県庁は、こどもの居場所づくりを県内の各地域で後押しする地域おこし協力隊「こどもの居場所立ち上げサポータ
ー」の募集を開始します!
こどもの居場所は、学校でも家庭でもない、こどもたちにとってほっとできる場所のことを指し、そういった居場所づく
りをする地域の取り組みをサポートする仕事です。
こどもの居場所って?立ち上げサポーターってなぜ必要?どんなことをするの?等、詳しくご紹介したいと思います。
◎こどもの居場所づくりって?
こどもの居場所づくりが求められている背景には、こどもを取り巻く様々な問題があります。「相談できる相手がいな
い」、「ほっとできる時間や遊び場がない」、「自己効力感が低い」など、こどもたち誰もが大人へと成長する中でさま
ざまな困難を抱える可能性があります。
こどもの居場所は、そこに行けばあたたかく迎えてくれる大人がいて、自分らしく過ごすことができる、こどもたちの
「止まり木」のような場所となり、こどもたちの骨太で健やかな育ちを支える活動です。
佐賀県はこどもの居場所づくりを後押しし、こどもたちのために活動されている地域のみなさんの想いを大切にしなが
ら、こどもたちの笑顔を守り、その成長を支えていきます。
佐賀県内の約80か所(月1回以上、定期開催)に開設されている、こどもの居場所に関する情報は以下のリンクから確認
できます。
<子育てし大県“さが”子どもの居場所ポータルサイト>
http://saga-codomo.com/
こどもたちは、学校や家庭以外にも「ねえ、聞いて」と頼れる相手がいることによって、「ほっ」とすることができま
す。複雑な問題を抱えるこどもたちが増加してきている中で、そんな存在はとても重要です。
◎なぜ「立ち上げサポーター」が必要?
「立ち上げサポーター」には、佐賀県内でこどもの居場所づくりを新たに行いたい人・団体とつながり、開設前後のフォローや支援者とのコーディネートを行っていただきます。
ひと昔前は、こどもが地域に集まって遊んでいて、こどもが大人とかかわることは自然だったかもしれません。しかし、今では保護者や学校の先生以外の大人とかかわることは少なくなっています。そのため、地域で居場所づくりの活動を始めようとする大人も、周りから理解をしてもらいにくいのです。また、興味や関心があっても、どのように始めたらよいのか、どんな点に注意をしたらよいのか、悩むことがあります。そんな、悩みに応じ、相談相手として一緒に居場所づくりの立ち上げを伴走するのが「こどもの居場所立ち上げサポーター」です!助言をしたり、時には周囲への理解を求めるため、市町の行政職員さんや社会福祉協議会、地域で核となる人に繋いだりする役割となります。
「立ち上げサポーター」の業務は関連事業の受託者「一般社団法人さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会」と連携しながら、取り組んでいただきます。関連事業の受託者は、こどもの居場所づくりに長い間携わっていますので、不安なく業務に取り組んでいただくことができます。また、前任者によるサポートもありますので安心してくださいね。
◎こどもの居場所づくりをサポートすることは、地域づくりになる?
こどもの居場所づくりを通して、「こどもの声を聴こう」とする大人の方が広がっていくためには、そのような取り組みを応援する地域が必要です。立ち上げサポートをする時に、地域の様々な人へ働きかけをすると思いますがが、その時だけにとどまらず「こどもの居場所立ち上げサポーター」にはSNSを活用したり、様々な場で発信してもらうことで、こどもたちにやさしい地域づくりを目指してもらいます。その他、地域に必要な企画を考えて、実施してみるのも大歓迎です。(企画を考え、実施のために、活動費を使うことができます)
◎具体的な仕事内容は?
①情報収集
県サポートデスク(委託先:さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会)と連携し、月1回の定例会のほか、地域の市町や居場所への訪問、各種研修会・会議への出席等により、こどもの居場所づくりに関するニーズや地域資源などの情報収集を行います。
②相談対応
対面やSNSを用いて、こどもの居場所づくりや軌道に乗るまでの相談に応じていただきます。
③情報発信
下記の既存媒体での情報発信等をお願いする予定です。
✓LINE:県が委託する団体であるさが・こども未来応援プロジェクト実行委員会だけでなく、当該市から委託を受けた、佐賀市コーディネーター、唐津市コーディネーターと共同運営するLINEのチャットコミュニケーションに投稿される相談等への応対
✓note:居場所を訪問し、ライターさんの取材をフォローするほか、取材記事である「こどもたちのおとなりさん」をnoteに投稿し、情報発信を行う。取材記事はライターさんに委託しても、実際に書いても構いません。また、取材場所の写真撮影を行っていただきます。
(参考URL)こどもたちのおとなりさんnote
https://note.com/shiny_hebe71/
✓Instagram:noteの取材記事及び写真をInstagram用に集約したものに投稿し、情報発信を行ってもらいます。
(参考URL)こどもたちのおとなりさんInstagram
https://www.instagram.com/kodomo.otonarisan/
④居場所活動を後押しする環境づくり
こどもの居場所を自発的に立ち上げるための関係者等との連携や密接に情報収集が行えるような関係づくりのため、関係者が集まった連携会議・研修等の企画実施や、市町に対する情報提供・助言等を行うことにより、市町や関係団体のサポートが得やすい環境づくりを目指していただきます!
⑤進捗状況の共有
週1回の所属での定例ミーティングで進捗状況を共有し、都度課題を整理します。
\\このお仕事に向いていそうな人//
・こどもと関わることが得意な方、好きな方
・普段からSNSを活用し、情報発信が得意な方
・地域資源や情報を必要な機関、人につなげていく意識のある方
・地域活性化に興味があり、地域が抱える課題の解決に積極的に取り組むことができる方
・こどもの居場所やコミュニティスペースの運営・ボランティア経験のある方
\\3年間のロードマップ//
任期1年目<現状把握、情報収集>
・関連事業の受託者「一般社団法人さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会」とともに県内のこどもの居場所を巡回し、現状把握を行う。
・県内各地の自治体窓口等を訪問し、各自治体の課題や、居場所の新規開設希望者の把握を行う
・SNS「こどもたちのおとなりさん」の記事投稿
任期2年目<課題調整、企画実施、居場所の立ち上げサポート>
・こどもの居場所づくりに関する地域のニーズや課題を調整し、これらに対応した施策(例えば、関係者を招集した連携会議・研修会・交流会等の開催、市町への助言指導)の企画実施を行う。
(一例:居場所開設後のアフターフォローを行う(各種支援策の情報提供等))
任期3年目<引継にあたっての今後の課題整理、業務整理、居場所の立ち上げサポート>
・これまでの活動を継続しつつ、後任者に対して引継を行うべき業務の整理及び資料作成等を行う
\\1日、1週間のスケジュール例//
<1日の流れ(イメージ)>
08:30~10:00 登庁・事務処理
10:00~12:00 出張・市こども家庭課訪問(○○市内)
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 出張・こどもの居場所A訪問(○○市内)
16:00~17:15 帰庁・復命書作成
<1週間の流れ(イメージ)>
(月)勤務日
AM:定例ミーティング(30分程度)
PM:出張・市こども家庭課訪問、残務処理
(火)勤務日
AM:さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会との定例ミーティング
PM:出張・こどもの居場所A訪問、残務処理
(水)勤務日
AM:出張・こどもの居場所B訪問
PM:出張・市こども家庭課訪問、残務処理
(木)勤務日
AM:出張・こどもの居場所C訪問
PM:事務処理
(金)週休日
(土)休日
(日)休日
※イベント時など土日祝の出勤あり
※さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会との定例ミーティングは月1回程度です
※2年目、3年目のスケジュールは前年を踏まえて決定します。
\\担当者からのひとこと//
こどもたちは今、いろんな環境に置かれ、こどもたちが自分らしく過ごすことができるそれぞれの居場所が必要とされています。そんなこどもたちのために活動されている地域のみなさんの想いを大切にしながら、「こどもの居場所」づくりを後押しすることで、一緒にみんなの「ほっ」が生まれる佐賀県にしていきましょう!
こどもたちを想い、地域で志をもって活動される、さまざまな個人・団体の方々と関わりながら、その想いを実現するためのサポートやコーディネートをできる、とてもやりがいのある業務です。また、県内各地の居場所を訪問していただくため、こどもたちの笑顔にも、地域の良さにも触れていただくことができます。ぜひ、あなたのご応募をお待ちしております!
募集要項
・雇用関係の有無
あり
・業務概要
①こどもの居場所づくりに関するニーズや地域資源などの情報収集
②対面やSNSを用いて、こどもの居場所づくりや軌道に乗るまでの相談対応
③SNS(既存媒体)でのこどもの居場所に関する情報発信
④地域の居場所活動を後押しする環境づくり
・募集対象
①三大都市圏や政令指定都市の都市地域(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)から佐賀県内へ、採用日に住民票を異動できる方(特別交付税措置に係る地域要件確認表に準じた要件となります)
②地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方
③心身がともに健康で、かつ、誠実に職務を遂行できる方
・募集人数
1名
・勤務地
①勤 務 地:佐賀県庁こども家庭課家庭支援担当
②活動エリア:佐賀県内全域
・勤務時間
①勤務日
月124時間勤務(おおむね週4日程度の勤務となります)
②勤務時間
午前8時30分から午後5時15分の範囲内を基本とする。
(休日(祝日等)により勤務日が変動するため、前の月の末日までにその月の勤務時間は個別に調整する。)
③休憩時間
1時間(正午から午後1時までを基本とする)
ただし、勤務時間条例その他関係規程の改正により変更することがあります。
※公務運営上の事情により勤務時間、休憩時間が変更される可能性があります。
※公務のため臨時又は緊急の必要がある場合には、上記勤務時間以外の時間において勤務を命ずる可能性があります。
・雇用形態・期間
佐賀県庁の会計年度任用職員(パートタイム)として採用します。
任期は、着任から令和8年3月31日までとしますが、最長で着任から3年を限度に再任することができます。
・給与・賃金等
月額:約17万円+期末手当+勤勉手当
報酬額は、月額128,588円~170,004円の範囲内で、職務内容、免許資格、経験年数等を考慮し、決定されます。
月額報酬に加え、期末手当が在職期間等に応じて、最大年間2.55月分(6月、12月に支給)、勤勉手当が最大1.16か月分支給されます。
※令和7年6月においては、任用期間が6か月に満たないため、支給されません。
※期末手当の前年度実績(支給月数)は、上限の支給月数です。
・待遇・福利厚生
家賃補助 5.5万円/月を上限に支給
全国健康保険協会管掌健康保険
厚生年金保険
雇用保険
募集締切
令和7年1月13日必着
選考スケジュール
◇一次選考(書類)
書類選考の上、合否を文書で通知します。
◇二次選考(面接)
一次選考合格者を対象に、2泊3日のおためし地域おこし協力隊に参加いただき、実施します。
〔日程〕令和7年2月15日(土)~2月17日(月)
詳細は、一次選考の結果通知後にお知らせします。
なお、二次選考に要する交通費等は個人負担とします。
応募方法
以下の必要書類をメールにて送付ください。
・履歴書・職務経歴書(写真添付)
・職務経歴書の中に、応募動機400字程度をご記入ください。
※メール提出時のタイトルは、「(こどもの居場所立ち上げサポーター)佐賀県地域おこし協力隊応募」としてください。
<提出先>
佐賀県地域交流部 さが創生推進課 地域振興担当
sagasousei@pref.saga.lg.jp
お問合わせ先
佐賀県さが創生推進課 溝江、高添
〒840-8570
佐賀県佐賀市城内1-1-59
TEL: 0952-25-7376 FAX: 0952-25-7423
リンク
ニッポン移住・交流ナビ(JOIN)
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/63745
事前相談会(対面)
疑問点や不安な点などなんでもお気軽にご相談ください。
○JOIN移住・交流&地域おこしフェア2024@東京 令和6年12月8日(日)10~16時
https://www.iju-join.jp/feature_cont/file/135/
○佐賀さいこう!暮らし&しごと体感フェア@東京 令和6年12月14日(土)11~16時
https://www.sagasmile.com/sagataikanfair2024/
ラジオ(動画)
「ぜひ来てね!佐賀はよかとこよ!ラジオ☆令和6年度佐賀県庁採用地域おこし協力隊募集編」
今回の仕事内容について、担当職員・手塚が説明しています。ぜひご視聴ください。
ラジオの名の通り音声だけでもお楽しみいただけるトーク形式になっています。
聞き手は一般社団法人佐賀県地域おこし協力隊ネットワークの久野さんです。
気軽に聞いてね!オンライン質疑応答会
寄せられた質問に対して、担当職員が説明をさせていただきます。ぜひ気軽にご参加ください。
日 時:令和6年12月12日(木)19:30~20:30
申 込:https://forms.gle/ZbJexFT6TxVLXN417