「多文化コミュニケーションプランナー」外国人も日本人も一人ひとりが安心して暮らせる対話の地域づくり

佐賀県内の在住外国人は、令和6年10月1日現在10,697人(速報値)と過去最多を更新し、今後も増加が見込まれています。佐賀県では、外国人にとっても日本人にとっても暮らしやすい・働きやすい環境を整備するため、多文化共生の地域づくりを推進しています。
誰にでもある生活でのちょっとした困りごと。そんなとき隣りの人を少し頼れば解決することも、文化や言葉の壁を意識してしまうと、どうしてもその一歩が踏み出せないことがあります。このプロジェクトでは「タウンミーティング」をきっかけとして、市町と外国人と地域コミュニティの繋がりをより促進させ、一人ひとりが同じ住民として、お互いの価値観を尊重し、助けあえる多文化共生社会を目指します。そんな佐賀県の取り組みを一緒に実施してくれる地域おこし協力 隊を募集します。外国人も日本人も一人ひとりが安心して暮らせる対話の地域づくりを一緒に行ってみませんか。

■「タウンミーティング」を一緒に企画・実現しましょう!

佐賀県では、多文化共生の分野において相互理解のため「対話」を創出する手法の一つとしてタウンミーティングを実施しています。しかし、県の職員が地域に入って課題を発掘していくことが難しく、またその後のフォローも十分にできていない現状があります。そこで、地域のあらゆる人たちの意見を尊重しながら(多文化)、対話の促進者としての役割を担い(コミュニケーション)、課題解決のための対話の場を創出(プランナー)していきたいと思っています。

佐賀県は多文化共生の地域づくりに取り組んでいます。
対話の場をつくっていきましょう!

■業務の楽しさ・やりがいが、たくさんあります!

異なる背景を持つ人々の話を聞き、意見を交わし、新たな動きを築いていく過程にやりがいを感じます。課題解決のための目標を見つけることは簡単ではありませんが、隊員自らが結び手となり、地域の声を集め、各コミュニティの意見を尊重しながら対話を通じて多様な意見や価値観を関わる人達と共有・共感しながら課題解決に貢献できるという達成感があります。また、その過程でファシリテーション力や多文化理解力を深めることができ、地域との協働を通して関わる人々と共に自身の成長も実感できる喜びもあります。

やりがいを感じながら働いているチームです。

■担当者からのメッセージ!

この仕事は、1年目で様々な研修を通して多文化共生を学ぶことができます。知識やスキルを習得しながら、外国人も日 本人も一人ひとりが佐賀県民として安心して暮らせる地域づくりを目指して、私たちと一緒に活動してみませんか。佐賀県には小さい県だからこそできることが、たくさん地域に眠っています。隊員の方にはぜひ人と繋がりながら、色々な場所を訪れて活動してほしいです。熱意のある方をお待ちしています!

ご応募お待ちしています!

募集要項

・雇用関係の有無
あり

・業務概要
■次のような活動です。
①タウンミーティングの開催及びその後のフォロー
②その他多文化共生に関わるイベントの企画、実施
③共通業務

①タウンミーティングの開催及びその後のフォロー
<タウンミーティングとは>
各市町の現状や課題、地域における多文化共生の今後の取組等について、さまざまな声を直接拾い上げ、対話することで課題を解決していくことです。対話の方法は、関係者が集まって話をする場を設けることだけでなく、交流会やワークショップを通した生きた「対話」を創出していきます。
市町や地域住民と情報共有・意見交換等を行いながら、その市町にあった多文化理解の場を創出し、行政と地域住民が一体となって課題解決のための方法を探ります。
タウンミーティング後のフォローとして、最後は地域おこし協力隊や県の助力がなくても、多文化共生や問題解決に取り組める状態を目指します。
【活動例】
・まちづくり協議会×多文化共生 (白石町)
・江北町女性ネットワークの会×江北町×佐賀県”~みんなの花を咲かせよう~(江北町)
・“浜野浦の棚田イベント×玄海町×佐賀県”タウンミーティング (玄海町)
・多良中学校/大浦中学校×太良町×佐賀県 タウンミーティング中学生版 (太良町)
・やさしい日本語で交流会㏌鹿島市(予定) (鹿島市)
・アートと日本語で国際交流 (多久市)

②その他多文化共生に関わるイベントの企画、実施
佐賀県内の国際交流団体からの呼びかけや市町からの要望により多文化共生に関わるイベントを企画し、実施していきましょう。

③共通業務
・定例ミーティングへの参加(事業の進捗共有、相談、協議、検討など)
・事業を企画する際の企画書作成及び報告書の作成
・SNS等を活用した多文化共生に関わる情報発信
・会計年度任用職員として必要とされる事務作業への対応
・多文化共生の推進に関わる研修会、セミナー、会議などへの参加
・災害多言語支援センターの活動、運営

■3年間の活動イメージ
【1年目 <佐賀を知ろう、そして繋がろう>】
先ずは佐賀県のことを知ってもらうため、多文化共生さが推進課職員と一緒に行動し、県内の企業や行政担当者、支援者の方たちと、顔の見える関係を作っていきます。県が推進している多文化共生の事業や県という行政の仕事、心構えについて学ぶ1年とし、佐賀県の多文化共生の取り組みについて、やさしい日本語について話ができるように学びましょう。
実際にタウンミーティングの開催を目指し、開催後のフォローアップに携わってください。現在多文化共生さが推進課が話を進めている2市町での実施を目指しましょう。
また、地域の課題の掘り起こしのため積極的に地域にでて活動しましょう。
<佐賀県で行う研修や講座等>
1年目は、次のような研修等を計画しています。受講や見学をして、専門的な知識の習得に繋げていきましょう。
・多文化共生さが推進課が主催する研修やセミナーへの参加
・佐賀県内の団体、学校、行政から依頼される出前講座への参加
・地域日本語教室コーディネーター初任者研修
・やさしい日本語の動画研修
・災害多言語支援セミナーの訓練
・体験型防災セミナーの見学
・他機関が行う研修等への参加

【2年目<繋がりから実施・解決へ>】
県内を回りいろいろな人たちと意見交換をしながら、地域の課題を発掘しましょう。個々の課題を、行政・地域住民・関係機関が対話を通して一体的に課題解決できるように多文化共生さが推進課の多文化社会コーディネーターや日本語コーディネーターと一緒に事業を企画してみましょう。企画の立案や実施の仕方、広報や周知について実践を通して学んでいきます。
佐賀県内は20市町あります。1年目で開催した市町に加え新規2~3市町での開催を目指しましょう!

【3年目<活動を広げよう>】
2年目の事業を継続しながら、さらに活動の輪を拡大。最初に生み出した企画を軸に、地域のネットワークをフル活用し、任期満了後の事業を見据えながら、課題解決に向けて市町を中心に自走できるよう活動していきましょう。

・募集対象

【応募資格】
(1)三大都市圏や政令指定都市の都市地域(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)から佐賀県内へ、採用日に住民票を異動できる方(特別交付税措置に係る地域要件確認表に準じた要件となります)
(2)地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方
(3)心身がともに健康で、かつ、誠実に職務を遂行できる方

【求める人物像】
・相手の意見を尊重できる方。
・明るく、協調性がある方。
・多文化に理解がある方。
・地域住民(国籍に関係なく)と積極的にコミュニケーションを図り、地域を元気にするために意欲的に事業を企画し行動する力がある方。

【必須スキル】
・パソコン(ワード、エクセル、パワーポイントなど)を日常的に利用し、基本的な操作や資料作成ができる。
・普通自動車運転(免許を持っていること)。
※活動に必要なパソコンや車両等は佐賀県が用意します。(私生活で使用できません。)

【歓迎スキル】
・必須ではないが、外国語が話せるとよい。*検定試験等の資格は不要。日常会話ができる程度あればよい。

【あったら嬉しい歓迎スキル】
・(一財)自治体国際化協会が認定した多文化共生マネージャー
・多文化社会専門職機構が認定した多文化社会コーディネーター
・JICA海外協力隊OB,OG(コミュニティ開発、教育関係分野、日本語教育などの分野で派遣されていた方)
・日本語教師の資格を取得している(法務省告示校と同じ基準)

・募集人数
1名

・勤務地
佐賀県庁多文化共生さが推進課および国際交流プラザ
※県全域への出張あり

・勤務形態
(1)勤務日
月124時間勤務(おおむね週4日程度の勤務となります)

(2)勤務時間
午前8時30分から午後5時15分の範囲内を基本とする。
※休日(祝日等)により勤務日が変動するため、前の月の末日までにその月の勤務時間は個別に調整する。

(3) 休憩時間 
1時間(正午から午後1時までを基本とする)
ただし、勤務時間条例その他関係規程の改正により変更することがあります。
※公務運営上の事情により勤務時間、休憩時間が変更される可能性があります。
※公務のため臨時又は緊急の必要がある場合には、上記勤務時間以外の時間において勤務を命ずる可能性があります。

・雇用形態・期間
佐賀県庁の会計年度任用職員(パートタイム)として採用します。
任期は、着任から令和8年3月31日までとしますが、最長で着任から3年を限度に再任することができます。

・給与・賃金等
月額:約17万円+期末手当+勤勉手当
報酬額は、月額128,588円~170,004円の範囲内で、職務内容、免許資格、経験年数等を考慮し、決定されます。
月額報酬に加え、期末手当が在職期間等に応じて、最大年間2.55月分(6月、12月に支給)、勤勉手当が最大1.16か月分支給されます。
※令和7年6月においては、任用期間が6か月に満たないため、支給されません。
※期末手当の前年度実績(支給月数)は、上限の支給月数です。

・待遇・福利厚生
家賃補助 5.5万円/月を上限に支給
全国健康保険協会管掌健康保険
厚生年金保険
雇用保険

募集締切

令和7年1月13日必着

選考スケジュール

◇一次選考(書類)
書類選考の上、合否を文書で通知します。

◇二次選考(面接)
一次選考合格者を対象に、2泊3日のおためし地域おこし協力隊に参加いただき、実施します。
〔日程〕令和7年2月15日(土)~2月17日(月)
詳細は、一次選考の結果通知後にお知らせします。
なお、二次選考に要する交通費等は個人負担とします。

応募方法

以下の必要書類をメールにて送付ください。
・履歴書・職務経歴書(写真添付)
・職務経歴書の中に、応募動機400字程度をご記入ください。

【応募時の留意事項】
・メール提出時のタイトルは、「(多文化共生コミュニケーションプランナー)佐賀県地域おこし協力隊応募」としてください。
・上記いずれもパソコンでの作成可。

【提出先】
佐賀県地域交流部 さが創生推進課 地域振興担当
saga-kyouryokutai@pref.saga.lg.jp

【参考URL】
●佐賀県多文化共生さが推進課 インスタグラム
https://www.instagram.com/sagaken_tabunka/

●佐賀県多文化共生さが推進課 Facebook
https://www.facebook.com/ExellentSAGA

お問合わせ先

佐賀県さが創生推進課 溝江、高添
〒840-8570
佐賀県佐賀市城内1-1-59
TEL: 0952-25-7376 FAX: 0952-25-7423


リンク

ニッポン移住・交流ナビ(JOIN)
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/63932

事前相談会(対面)

疑問点や不安な点などなんでもお気軽にご相談ください。

○JOIN移住・交流&地域おこしフェア2024@東京 令和6年12月8日(日)10~16時
https://www.iju-join.jp/feature_cont/file/135/
○佐賀さいこう!暮らし&しごと体感フェア@東京 令和6年12月14日(土)11~16時
https://www.sagasmile.com/sagataikanfair2024/

ラジオ(動画)

「ぜひ来てね!佐賀はよかとこよ!ラジオ☆令和6年度佐賀県庁採用地域おこし協力隊募集編」

今回の仕事内容について、担当職員・手塚が説明しています。ぜひご視聴ください。
ラジオの名の通り音声だけでもお楽しみいただけるトーク形式になっています。
聞き手は一般社団法人佐賀県地域おこし協力隊ネットワークの久野さんです。

気軽に聞いてね!オンライン質疑応答会

寄せられた質問に対して、担当職員が説明をさせていただきます。ぜひ気軽にご参加ください。
日 時:令和6年12月10日(火)19:30~20:30
申 込:https://forms.gle/4h3QevCC2BEM3tNo8

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