今回募集する地域おこし協力隊員のミッションは、時代とともに変化する子育て環境と地域本来の人のあたたかさを結び、「地域みんなで子育てをする」新たな地域交流ネットワークを、SNSでの情報発信や、誰でも参加しやすい小さなお茶会などのイベントを通して、つくりあげること。今の少子高齢化時代になくてはならない、「子育てする人」と「子育てを応援したい人」がゆるくふんわりと、優しくつながり合うことをお手伝いするお仕事です。
\ お知らせ /
* 募集説明と小城市の紹介動画がご覧になれます!
*10月9日 オンライン質疑応答会&交流会 参加受付中!
4町だった頃から地域の子育てを見つめてきて、分かること。
分かるから、「もっと良くしたい」小城市の想い。
山も、海もあり、日当たりと肥沃な大地にも恵まれたのどかなまち、佐賀県小城市。 地産地消のご飯が美味しいことが魅力です。佐賀市のベッドタウンでもあり、城下町として栄えた「小城町」、米どころ「三日月町」、宿場町「牛津町」、農漁業の町「芦刈町」という個性の違う4町が2005年に合併して、現在に至ります。
そんな平成の市町村合併から20年。地域の一体感が培われていく中で、現在の小城市の子育て環境をサポートする業務を日々行っているのが、小城市役所こども家庭課です。職員には「保健師」「社会福祉士」といった国家資格を持つ専門職が多く、部署の異動も限られているそうで、市民の健康福祉や子育てに長く関わる人が多い印象を受けます。
小城市職員は、以前より子育て世代と顔見知りになり、わきあいあいと世間話ができるような人間関係を経験してきました。地域交流が希薄になったコロナ禍を経て、子育て環境にも変化を感じています。「ママ・パパたちの身近に頼れる人はいるのかな?」「家に閉じこもって誰にも相談出来ず大変な想いをしている人はいないかな?」と心配は尽きません。「話聞くよ」「子育て、頑張ってるね!」その一言で救われる人はきっといるはず。子育てを応援したい人もたくさんいるはず。子育てをとおして地域全体でゆるくつながる、そのお手伝いをしてくれる人がいたらいいなと考えているのです。


地域と人を繋ぐ。人と人を繋ぐ。
そのために大切な「情報発信」と「ネットワーク」
そんな小城市の不安と心配を解消する助っ人役が、今回の地域おこし協力隊員です。
まずは小城市の眼や耳として、支援される側の現役子育て世代のニーズを知ること。母子保健推進員や子育てサークル関係者から話を聞き、「どんなサポートが必要か」探るところから活動が始まります。そして、「子育てを応援したい」地域のさまざまな人やお店の、ニーズや意欲を再発見することも大切です。小城市には今も「子育てを応援したい」と思ってくれている頼もしい地域住民がたくさんいます。最初は職員からそんな頼れる仲間を紹介してもらえるので、安心して飛び込んでくださいね。今は点と点になっている「ママ・パパ」と「子育てを応援したい人」をつないでいくことがお仕事です。
例えば、「あのお店が気になっているんだけど、子どもがいるから遠慮してしまう」そんなママがいるかもしれません。お店も「子どもが好きだからどんどん来てほしいんだけど、伝え方がわからない」と思っているかもしれません。そういったニーズを、Instagramを使ってわかりやすく発信してください。お店や企業からの「来てくださいね」といったメッセージ性のある内容をイメージしていますが、もっとおもしろい展開にも期待しています。まずは、小城市の子育て情報を小城市公式のInstagramでシェアするなど、少しずつ始めていってください。
あなたの活動をきっかけに地域と人が動き出し、ゆるやかにつながり始めたら、地域単位での交流の場づくりをサポートしたり広げたりしてほしいのです。例えば、カフェやお店でのお茶会や、誰でも参加しやすい小さなイベントの開催など。
活動期間を通じて小城市の子育て環境を誰にでも見える化し、市民の意欲や好奇心を刺激して、地域の一体感を生むアイデアが求められています。
あなたが小城市で体験できること
地域と人、人と人をつなぐことは、その目的と熱量のある「人」の存在がなければ、できません。それが、あなたです。あなたの活動は、地域で困っている人の不安や心配、孤独感を解消できる可能性を秘めています。何より今回のミッションの本質は子育て支援を通じて、「小城市を知る」こと。業務を通じて、あなたは小城市への理解を深め、じっくり地域と向き合う機会を得ることができます。
・小城市の情報通になれる
・小城市内に知人や友人が増える
・小城市役所、地域団体、地元企業の働き方が分かる
・取材やコンテンツ制作など編集力が身に付く
・情報発信のノウハウが身に付く
・関係者をつなぐ調整力が身に付く
・地域の不安や心配、孤独感の解消に貢献できる

小城市の紹介
小城市は広大な佐賀平野の西側にあり、県庁所在地・佐賀市に隣接している地域です。
小城駅から佐賀駅までは電車で約15分、車でも約20分の位置にあるため、佐賀市に通勤する市民も多い土地柄です。福岡や長崎へもアクセス良好。市内は、北部の山「天山」から南部の「有明海」まで、端から端まで車を使うと往復1時間以内で移動できます。
名水百選に選ばれた清水川や天山山系の伏流水など、おいしい水に恵まれた地域です。お米(棚田米)など農作物がおいしいのはもちろん、佐賀の代表的銘菓「小城羊羹」や人気ブランドの酒蔵、鯉料理など、地産地消の食文化も豊か。




担当者の紹介
今回の地域おこし協力隊員のサポート役であり相談役となるのは、こども家庭課の前山さん。佐賀市出身で、県外での看護師の勤務を経て、Uターン転職で小城市役所に就職して2年目です。前山さんは、「病棟勤務の経験から最初はどんな職場か身構えてましたが、すぐに『分からないことを聞いても必ず手を止めて、話を聞いて対応してくれる』職場の雰囲気に、感動さえ覚えました」と話してくださいました。食事処を調べるのが趣味で、行きたいお店がどんどん増えていくのが最近の悩みだそうです。先輩職員からは「素直でおだやかでサービス精神旺盛な性格と言われています(笑)」

和気あいあいとしたムードの小城市こども家庭課。温かくてチャーミングな先輩たちが、一緒に働くあなたを待っています!

詳しい業務内容
① ママ・パパの声を拾う+子育てを応援している店や人に出会う
(つながる)サークルや母子保健推進員さんと交流、人を紹介してもらう
(はなす)お店や企業(応援者)などを訪問し、交流や意見交換をする
(うながす)趣旨に賛同する応援者からメッセージをもらう
② 子育て中のママ・パパに伝える(情報発信)
(ひろげる)Instagramに応援者のメッセージを投稿する
※小城市の子育てに関する話題や情報も投稿する
《投稿内容のイメージ》
・子育てを応援している店・人からのメッセージ動画(頻度:月2回)
・子育ての基本情報・関連情報
※例:遊び場の紹介、子育てイベントの告知など(頻度:週1回)
※市HP、市LINE、市報、健診情報と連携して発信する。
(投稿の手順)投稿文作成⇒小城市の確認⇒公開
③ ママ・パパと応援者をつなぐ交流目的の場づくりを企画、実施する (交流)
(ひろげる)交流のためのイベントや企画を実施する
《場づくりや企画のイメージ》
協力隊主催で、ざっくばらんに話せるお茶会などを企画する。頻度:月1回程度
ミニイベントや、子育て応援認証シールなど、アイデアを活かせます。
④ 共通業務
定例ミーティング(週1回)、日報および月報の作成、活動報告会(年1回)など
<業務ではないが、楽しんでほしいこと>
・地域行事(夏祭り、ようかんまつり、産業まつり)への参加
・休みの日もいろいろなお店に行く、市民と会話をする
活動イメージ
<1日のイメージ>
8:30 出勤
9:00~12:00 子育て広場や児童センターへの訪問
12:00~13:00 昼休憩
13:00~16:45 協力団体との連絡・調整、SNS発信
16:45 退勤
<1週間のイメージ>
月曜日:定例MTG、1週間の活動計画、SNS発信
火曜日:子育て広場などに参加、応援店・人のリサーチ
水曜日:休み
木曜日:応援店・人のリサーチ、SNS発信
金曜日:育児相談や健診などを見学、1週間のまとめと共有
※基本は土日休みの週休三日。土日のイベント開催などに合わせて出勤日の調整あり。
<3年間のイメージ>
●1年目:小城市の子育ての環境・課題を知る
子育て広場や児童センターへ定期訪問し、ボランティアや母親等と関係構築を行います。初めは職員と一緒に訪問していきましょう。小城市が実施している子育てサービスや、子育てサークルが実施する遊び場などで情報収集し、ニーズを把握していきます。まずは子育て中のママ・パパから。慣れてきたら、一般のお店や会社など「応援したい人」にもつながりを広げていくイメージです。
【目標】半年後に「子育てを応援している店・人」のメッセージ動画を発信できるようになる
●2年目:地域の子育て応援者と応援店を発掘する
1年目に続き、子育ての情報収集と発信をしていきます。親同士が交流できる場づくりを企画、実施してみましょう。(例)既存の施設や応援店と協働したミニイベントや協力隊主催のお茶会
【目標】メッセージ動画(月2回)場づくり(月1回)の実施を軌道に乗せる
●3年目:退任後の仕組みづくりを職員と一緒に検討する
1年目と2年目を踏襲しつつ、地域の一体感と継続性を意識したネットワークづくりを企画、展開します。(例)子育て応援店(人)認証シール
【目標】仕組みのアイデアを職員と一緒に形にする
●退任後:市内外の企業等に就職して、できれば小城市に定住してほしいです。その場合は、地域で子育てを見守る応援者の一人になってほしいと考えています。
募集する人物像
<こんな人に向いています!>
・子育て支援に関心がある
・子育ての悩みに共感できる
・子育て経験がある
・人や場所の良いところを見つけられる(人が好き)
・お世話が好きで、おせっかいができる
・話を聞くことが好きな人
・フットワーク軽く、好奇心旺盛な人
<必須スキル>
・コミュニケーションが得意で、人と対話ができる
・基本のPC操作(オフィス、ホームページなど庁内のシステム操作)
・SNSを日常的に使うことができる
・普通自動車運転免許
<歓迎スキル>
・子育てや子育て支援の経験
・広報の知識、技術
・企画、運営、営業などの経験
こんな地域の方が待っています!
小城市牛津町の菓子店「まあ~みい」は、米粉やきび砂糖を使用したケーキや焼菓子を手作りしている、子育て中のママ・パパに人気のお店です。「安心、安全、おいしく食べていただけるように作っています」と話すのは、オーナーの田渕さん。店舗の敷地内には、子どもが喜びそうなブランコやすべり台が見えます。お菓子とお店に充満する、おいしそうな香りと『子どもウエルカム』な雰囲気。こうした伝わりやすい表現によって、ママ・パパは「行ってみようかな」と思うのではないでしょうか。小城に生まれ育ち、小城の自然が好きだという田渕さんを、着任したらぜひ訪ねてみてください。


募集要項
▽雇用関係の有無
あり
▽雇用形態
(1)小城市会計年度任用職員
(2)委嘱期間 令和8年1月以降に委嘱予定(着任時期は相談できます。)
※隊員としての活動期間は最長3年(年度ごとの更新による)
▽募集対象
①三大都市圏や政令指定都市の都市地域(過疎、山村、半島等の地域に該当しない市町村)から小城市内へ、採用日に住民票を移動できる方(特別交付税措置に係る地域要件確認表に準じた要件となります)
②地方公務員法第16条に規定する一般職員の欠格事項に該当しない方
③心身がともに健康で、かつ、誠実に職務を遂行できる方
④小城市地域おこし協力隊として委嘱の際に、生活の拠点を小城市に移し、小城市の住民基本台帳に記録されることができる方
⑤普通自動車運転免許を取得している方
⑥パソコン操作(ワード、エクセル、パワーポイントなど)ができる方
⑦暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第2条第2号に規定する暴力団そのほか反社会的団体又はそれらの構成員に該当しない方
募集人数
1名
▽勤務地
小城市役所(デスク)
▽勤務日数
週4日
▽勤務時間
8:30~16:45 または 9:00~17:15(7時間15分勤務)
▽休日
水(平日1日、変更相談可)土日祝(振替あり)、時間外勤務手当あり
▽副業
可(要相談)
▽貸出(リース)
PC(庁内用)、タブレット(外出用)
▽車:庁用車
▽住居
家賃補助5万円まで(月額上限)、敷金礼金補助15万5千円まで(上限)
▽報酬
月額 250,000円
※賞与なし
※通勤手当の支給あり
※税、社会保険料、雇用保険料等の本人負担分が、上記金額から差し引かれます。
▽社会保険等
厚生年金、共済保険、雇用保険に加入
▽有給休暇
半年後に7日、翌年度8日、3年目は9日。繰越あり(最大15日)
▽応募期間
令和7年9月1日(月) ~ 令和7年10月19日(日)
\ イベント出展・ふるさと回帰フェア / ご参加ありがとうございました!
令和7年9月20日(土)21日(日)10時00分~16時30分
東京国際フォーラムで行われる国内最大級の移住相談イベントです。小城市は、佐賀県の「地域おこし協力隊ブース」に企画政策課が参加します。募集に関するご相談や小城市周辺の情報収集などにぜひご活用ください。皆様のお越しをお待ちしております!入場無料。
〔イベント詳細〕
https://event.furusatokaiki.net/fair2025/
※小城市職員は21日(日)のみ参加します。佐賀県職員・佐賀県地域おこし協力隊ネットワークのスタッフが両日ともブースにおりますので、気軽にお声がけください。
\ オンライン質疑応答会&交流会 /
令和7年10月9日(木) 20時00分~
開催方法:オンライン(Zoom)
申込方法:下記フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/v8tCScknrDWf5emVA
▽選考
〔一次選考〕
書類選考の上、合否を文章で通知します。
〔二次選考〕
一次選考合格者を対象に、2泊3日のおためし地域おこし協力隊に参加いただき、現地(小城市内)で実施します。
〔おためし地域おこし協力隊〕
日 時:令和7年11月7日(金)~9日(日)(2泊3日)
場 所:小城市役所および小城市内
内 容:(予定)小城市の案内・地域交流会・面接
※二次選考に要する交通費等は個人負担とします。
※宿泊施設は市が手配し、代金の個人負担はありません。
▽応募方法
以下の必要書類をメール又は郵送にて送付ください。
・応募申込書(志望動機400字程度をご記入ください)
ダウンロード[応募用紙]
・住民票の抄本
・普通自動車運転免許証の写し
※メール提出時のタイトルは、「小城市地域おこし協力隊応募」としてください。
【提出先】
小城市 福祉部 こども家庭課
①メールの場合 10月19日(日)23:59分締切
(送信先)kodomokatei@city.ogi.lg.jp
②郵送の場合 10月19日(日)必着
(送付先)〒845-8511 佐賀県小城市三日月町長神田2312番地2
【お問合せ先】
小城市 福祉部 こども家庭課
電話 :0952-37-6107
メール:kodomokatei@city.ogi.lg.jp
ご案内
現在、小城市では、このページでご紹介している地域おこし協力隊のほかに、2つの企画で募集を行っています。それぞれ併願も可能ですので、ご興味がありましたら募集記事をご覧ください。
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