〔募集終了〕自転車で小城(おぎ)を好きになる「まちのりペダルイベントプランナー」

小城羊羹と鯉料理が有名な、佐賀県小城市。田園風景と市街地がほどよく混ざりあい、緑豊かな山と、日本でも珍しい干潟の海、有明海に面しています。

今回はそんな自然豊かな小城市を自転車で巡るイベントの企画や情報発信を行ってくださる協力隊の方を募集します。

まちの人たちと協力しながら、四季を楽しんだり、歴史を感じるまちなみや普段車では通らない川沿いの道、迷路のような小路など、自転車だからこそ楽しめる小城の新たな魅力を発見・発信していただくお仕事です。

高台にある神社の境内から見下ろした小城市。心地の良い風が吹いています。



┃担当者からのメッセージ

まずは、今回の企画の担当者からのメッセージです。


横田(総合戦略課)/
小城に暮らして30年超のベテラン小城人の私がしっかりサポートしますのでご安心ください。小城市は田舎では都会の方に近く、暮らしやすいと思います。佐賀弁もありますが、やや標準語寄りなので言葉の壁も低いのではないかと思います。とはいえ、田舎に来るのは、人との関わり方であったり、土地勘だったり、戸惑いや不安も多々あると思いますので、まずは私が橋渡し役になります。少しずつ小城を知ってもらい、慣れてもらえればと思っています。

川浪(左・総合戦略課副課長)/
まったく違う土地に来るのはたくさんの不安があると思います。何でも相談に乗りますのでたくさんお話をしましょう。試行錯誤をしながらいろいろなイベントを作り上げて、いい事業にしていきたいと思っています。ご応募お待ちしています。

田中(右・企画政策課副課長)/
小城市の地域おこし協力隊のとりまとめや導入促進を担当しています。隊員の方が来てくださるのを楽しみにしています!今後も隊員さんを少しずつ増やしていきたいと考えています。担当課の川浪副課長とは幼稚園時代からの幼馴染ですが、小城市で一番やさしい人だと思っています。安心してきてくださいね。



┃自然と暮らしやすさが両立した佐賀県小城市

小城市は九州の西北部、佐賀県の中央に位置し、人口約44,000人の豊かな自然が広がる“ほどよい田舎さ”が人気のまちです。

縦に長い地形で、北部に天山山系がそびえ、中央部は肥沃な佐賀平野、南部には日本一の干満差となる干潟・有明海が広がります。名水百選にも選ばれた清流「清水川」があり、天山山系から流れ出る清涼な水は小城市全体の恵みとなり、米、海苔や日本酒など多くの特産品が生まれています。

そんな小城の魅力は四季を通して感じられる豊かな自然です。佐賀平野に広がる田んぼは、初夏の水を張った田植えの時期は鏡のように幻想的ですし、秋の稲刈りの時期には黄金色の稲穂が風に揺れる姿を見せてくれ、変化が楽しめます。

佐賀県は車での移動が主流で、市内には長崎自動車道や有明海沿岸道路も通っており、道路交通網が整備されています。また、2018年3月に小城スマートインターチェンジ(ETC専用の簡易型インターチェンジ)が開通し、福岡市内まで約1時間で移動できるため車や大型バスでの観光客・旅行客も増加しています。ですが、車を利用しての観光が多いことから、観光スポットに立ち寄ってそのまま日帰りされる場合が多く、滞在時間の短さが課題でした。そこで、小城市では市民の皆さんの協力を得て、リビングラボ(※1)の手法で課題解決に取り組んできました。

※1「リビングラボ」とは…「Living(生活空間)」と「Lab(実験場所)」を組み合わせた言葉で、研究開発の場を人々の生活空間の近くに置いて、市民の視点に立った新しいサービスや商品を生み出す手法のこと。ワークショップなどを通して幅広く意見を出し合う手法です。

■小城市第2期小城リビングラボの詳細はこちらから
https://www.city.ogi.lg.jp/main/38605.html

2022年から自転車を活用した観光振興として「市民のおもてなしで魅せる自転車を活用した周遊体験」をテーマにリビングラボを開催し、市民共創によるコースを作って実際に走ってみたところ、自転車で回るからこそたくさんの魅力に気づけることが分かりました。そこで小城市では電動アシスト自転車を購入し、2023年11月にレンタルサイクルをスタートさせました。

今回募集しているお仕事は、この電動アシスト自転車を活用したイベントの企画や、旬の話題を発信して自転車で小城を巡る人を増やすことです。

電動アシスト自転車なのでどんな場所でもスイスイ走れます。




〓:::〓::: 小城市ってこんなところ :::〓:::〓

〇小城市の人口 約44,000人

〇名産品 米(さがびより)、小城羊羹、日本酒、海苔

〇小城の人が好きなもの

桜がきれいな小城公園、天山、清水の滝、ホタル、干潟体験が楽しめる有明海

〓:::〓::: 電動アシスト自転車の紹介 :::〓:::〓
〇スポーツタイプ(パナソニックのベロスター):6台  (少し大きめの男性向き4台、女性向き2台)



┃自転車でのんびり巡る「ポタリング」

もう少し詳しくお話しすると、小城市で進めたいのは、自転車でゆっくり散歩するように走る「ポタリング」です。

小城市を回るルートとしては、清水の滝で涼んだあとに絶品の鯉料理を食べたり、桜の名所を巡って写真を撮ったり、さらには羊羹屋さんをはしごしてお気に入りの小城羊羹を見つけるのも楽しそうです。歴史や文化も色濃く残っているので、由緒あるお寺や歴史巡りも自転車であれば楽々!

小城市を南北で分けると、それぞれ約3時間ぐらいである程度の主要なスポットを回れます。基本は平野部の移動ですが、電動アシスト自転車であれば疲労感も少なく、急な坂道もスイスイ。幅広い年代の方にも楽しんでいただけます。

そして、イベントを一緒に盛り上げていくのが「小城市まちの駅まちづくりネットワーク」、略して「まちの駅ネットワーク」の皆さんです。「おもてなし」をコンセプトにした県内唯一の取り組みで休憩や道案内、気軽な交流の場として羊羹屋さんや酒蔵など18カ所が取り組まれています。「まちの駅ネットワーク」の皆さんの魅力を引き出せるような企画やイベントもお願いします。

また、自転車で走って出会ったお店やスポット、旬の話題はSNS(Instagram)で発信し、ポタリングの促進につなげていただきたいです。 観光客だけでなく、佐賀県では社会人になると自転車に乗る機会が少ないので、あなたの投稿を見て、市民の皆さんにも自転車に乗ってもらいましょう。

「まちの駅ネットワーク」会長の小柳酒造の小柳さん。「小城ではのびのび過ごしてほしい」と話してくださいました。



〓:::〓::: 活動のイメージ :::〓:::〓
〈ステップ1〉小城を知って人とつながる
デスクは市役所の総合戦略課内に用意されています。まずは自転車で市内を周って小城のことを知ってください。小城には地域を盛り上げたいと活動されている方がたくさんいらっしゃるのでご紹介します。イベントやお祭りにも参加して楽しみましょう。

〈ステップ2〉情報発信
すでにあるInstagramアカウント「おぎポタリング」(https://www.instagram.com/ogi_pottering/)をメインとして、旬の話題やイベント情報、ポタリングコースの紹介など、SNSを活用して小城の情報をどんどん発信してください。

〈ステップ3〉イベントの企画
無理せず、小さいイベント企画からで大丈夫!「清水の滝に行ってみよう」「工場見学にお出かけ」「有明海にムツゴロウを見に行こう」など、気軽に楽しめるイベントから始めましょう。さらに「まちの駅ネットワーク」とも連携して経験値を積み重ねていきましょう。

散歩をするように自転車で小城をまわり、時には羊羹屋さんで休憩したり。楽しみ方の幅は無限大。





┃自転車が好きなあなたを待っています!

就任後には、一緒にリビングラボで作ったコースでポタリングをしたり、天山登山してもいいですね。地域の皆さんとのご縁つなぎもお任せください。少しずつ小城の魅力を知り、小城市を好きになっていただけると嬉しいです。


┃この仕事に向いている人は次のようなイメージです

この仕事に向いている人

・自転車に乗ることができ、自転車が好きな人
なんといってもまずはこれです。また、四季を通して自転車で小城を巡る楽しさを伝えていただきたいので、季節を問わず走ることが好きという方が来ていただけるといいですね。

・人と接することが好きな人
「まちの駅ネットワーク」の皆さんをはじめ、人と関わることも多いのでコミュニケーションは大事です。いろいろな人とつながっていただきたいので、私たちもご紹介します。また、イベントをする中で参加者の方に説明していただくような場面もあります。自分の言葉でいいので、人前で話すことが好きな方だといいかもしれません。

・InstagramなどSNSができる人
情報発信の軸となるInstagramが使用できるのは必須条件となります。プロのインスタグラマーでなくて大丈夫です!あなたの視点を大事に「ワクワク」した瞬間を写真に撮って投稿してください。

今回、総合戦略課では同時期に「おぎフォト」の地域おこし協力隊も募集しています。小城の魅力を写真で発信していく事業で、協力し合うことも多いと思いますので近くの席をご用意しています。一緒にタッグを組んで盛り上げていただけると嬉しいです。さらに、小城市には現役の地域おこし協力隊員もいらっしゃるのでご安心ください。

地域の人と仲間たちと一緒に楽しみながら活動できる環境が整っています。



┃ちょうどいい田舎暮らしが可能です

佐賀県の真ん中にある小城市は便利な田舎とも言え、暮らしやすさとアクセスの良さが人気です。市内のどこからでも市役所までは車移動で約15分〜20分程度。また、3つの駅があり、隣の福岡県へも電車やバス等を使用し50分程度でアクセスが可能です。

特色の異なる4つの町(小城町、三日月町、牛津町、芦刈町)からなり、大学があることからアパートが豊富で単身、また家族で住むお部屋も充実しています。古民家に住みたいというご希望の場合は空き家を紹介できます。小城市の地域おこし協力隊の卒業生が小城市で空き家バンクの窓口を担っています。卒業生とつながることで、移住者目線での小城暮らしのいろいろも聞けますよ!頼もしい存在ですね。

この他、幼稚園、保育園、認定こども園、小学校や中学校は各町にあり、市内には進学校と実業系の高校もあります。自転車やバス、電車を使って近隣の市町にある高校へ進学することも可能で、選択肢は豊富です。

家族構成やご希望の暮らし方に合わせ、担当職員たちも相談に乗りますので安心してください。さあ一緒に小城暮らしをスタートしましょう!

隊員さんが席を置く総合戦略課のメンバー。隊員さんが来るのを楽しみに待っています。



〓:::〓::: 活動のイメージ :::〓:::〓
〈3年間のイメージ〉
(1年目:令和6年11月~令和7年10月)
■小城市を「知る・慣れる」
・着任から半年程度は、自転車で市内を周りながら小城市を知り慣れる。
・まちの駅ネットワークと一緒に2ヶ月に1回、運営会議を開催し、意見交換などを通じて地域との関係性を構築する。
・小さなサイクルイベントの開催(数回程度)やSNSでの情報発信(2週間に1回)を行う。
・年度末に隊員活動報告会
※最初の半年は、まずは小城市を知り地域の人との関係構築から行い、イベントやSNSについて、ゆっくりペースで実施していく。

(2年目:令和7年11月~令和8年10月)
■イベントの企画など利用促進・認知度拡大を図る
・小さなイベントの開催、SNSでの情報発信の頻度を増やし認知度拡大を図る。
・まちの駅ネットワークと連携を図り、自転車利用促進を目的とした自走の仕組みづくりを検討していく
・年度末に隊員活動報告会

(3年目:令和8年11月~令和9年10月)
■自走の仕組みづくり
・小さなイベントの開催(月1~2回程)やSNSでの情報発信(1週間に1回)を行う。
・まちの駅ネットワークと連携を図り、自転車利用促進の仕組みを実践する。
・定住活動(活動内容として設定している指標を達成していたら、上司に相談のうえ残った時間で定住活動してもOK)
・年度末に隊員活動報告会
・活動終了時に卒業報告会

〈1週間の流れ〉
月 定例ミーティング、1週間のスケジュール計画・調整、SNSでの情報発信
火 イベントの企画、まちの駅ネットワークとの意見交換(店舗訪問)
水 イベントの企画、自転車でイベント開催などに向けた調整のため関係者や現地確認に出向く
木 休み
金 イベントの開催準備など
土 休み
日 休み
※週4勤務、基本は土日休み。土日のイベント開催などに合わせて出勤日の調整あり。

〈1日の流れ〉
8:30      出勤
8:30~12:00 イベント企画、資料作成、情報発信、その他事務など
12:00~13:00 昼休憩
13:00~16:45 自転車で市内を周遊、まちの駅ネットワークとの意見交換
16:45      退勤

おもむきある駅舎や山を望んだ田園風景に心が躍ります。学校や買い物先が整っているのも嬉しいポイント。



まだまだ、伝えきれないたくさんの魅力がある小城市ですが、まずはご応募いただき、小城市に来てくださることをお待ちしています。2次選考では「おためし協力隊」として2泊3日で実際の小城市を見ていただくことができます。あなたのご応募お待ちしております!

海沿いを走るのも最高に気持ちが良いですよ!



┃オンライン説明会(アーカイブ動画)

小城市の担当職員さんによる業務内容の説明と、活動場所となる小城市内の様子を収めた内容になっています。
ぜひ一度チェックしてみてください。




┃応募はこちら

小城市ホームページ(外部リンク)

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