はじめまして!
佐賀県神埼市、商工観光課の渡邊です。よろしくお願いします。
今回募集する地域おこし協力隊、その活躍と生活の舞台となるのは……佐賀県神埼市脊振町(せふりまち)。佐賀県と福岡県の県境にある、直売所『わんぱく館』にて、取り組んでいただきたいミッションは次のとおりです。
① 直売所運営 (いわゆる「店長」としての管理業務)
② 直売所の売上アップに繫がる取り組み (販売商品の充実や売り場の改善など)
③ 情報発信 (SNS等を利用した情報発信や小イベント開催などによる集客など)
また、この仕事に向いている人を、次のように想定しています。
❶ 店長経験または店舗経営に近い経験のある方
❷ エクセルなど店舗経営に必要なパソコンスキルがある方
❸ InstagramなどSNSを普段から使っている方
❹ 大量生産、大量販売、大量消費に疑問を感じてしまう方
❺ おしゃべりすることが大好きな方
❻ 自然の中のスロウな生活に憧れる方
いかがでしょうか。
複数あてはまるところがある方は、ぜひぜひご応募ください!
産地で採れたばかりのものをその日のうちに食べる幸せ。
わんぱく館はもともと、近隣の都市部から脊振町を訪れる方々と交流する場所、おもてなしの拠点として作られました。同じ敷地内にある『高取山公園』には全長200メートルの長~~~~い滑り台があり、休日にはアクティブな家族客で賑わいます。大人も絶叫します。脊振を訪れた際はぜひ一度、大声を出して滑っていただきたいです。(大人になるとなかなか絶叫する機会もありませんよね!)
また、桜、つつじ、あじさい、しゃくなげなど、よく手入れされた四季折々の絶景を目当てに訪れる方々もたくさんいらして、公園への訪問者数は年間5-6万人にもなります。
一方、わくぱく館の販売所としての令和2年の実績は、レジを通して商品購入された方の数で言うと約1万 人。そのうち7割ほどが隣接する福岡県からわざわざ訪れた訪問客です。
脊振町の特産品には、原木しいたけ、干し柿(吊るし柿)、栗、たけのこ、山芋、ほうれん草、などがあります。山間地の寒暖差が大きい地域で作られる農作物は、生命力に満ちて実に実に、美味しいものばかりです。採れたてのしいたけは、さっと焼いただけで、ジュワッと肉厚でジューシー。掘りたてのたけのこは、湯がいてそのまま食べられるおいしさ。 都会の流通に乗ったものとは別物です。美味しすぎてもう言葉になりません。田舎に来て…良かった……っ!と感じてもらえると思います。
産地で採れたばかりのものをその日のうちに、手にとっていただくこと。口にしていただくこと。どこにでもあるものではなく、今ここでしかできない体験を買っていただくこと。とても豊かな仕事だと思います。人工物の中ではなく、自然の循環の一部となって働くことは贅沢な選択です。
課題があるからチャンスがある、自由がある。
お店の伸び代、という意味での課題も共有します。
まずは、お店に商品・特産品を提供してくださる「出荷部会」の高齢化。出荷部会のメンバーは平均年齢が70代に差しかかっており、生産に負担の大きい干し柿や栗など、一部目玉商品の供給が不安定な現状があります。対策としては、若手生産者にもっと参加してもらうよう働きかけること。あるいは生産の手間がかからない商品を開発すること。たとえば、町内に点在する竹林から採れるたけのこはまだまだ収穫と商品化が充分に進んではおりませんので、ここにテコ入れをするだけでも数百万円の売上アップに繫るのではという目算もあります。地域には、まだ手つかずの「お宝」がたくさんあるはずです。地域の人たちがまだ気づいていない「お宝」探しを「外の目」でしていただけると嬉しいです。
課題のもうひとつは、若い世代の集客です。高取山公園を訪れる若い家族のほとんどの目的は公園で「遊ぶ」ことです。当然といえば当然ですが……これまでお店を素通りしてしまっていた若い世代をターゲットに、立ち寄りたくなる仕掛け作り、ちょっと気になる売り場づくりにも、挑戦してもらいたいです 。
他にも、わんぱく館のまわりには茶釜があったり、ドッグランカフェが併設されていたりと活用できるものがたくさんあります。新しい客層を開拓するスペースとして円形広場を利用したり、自由な発想で、前向きに楽しむ心で、課題をチャンスに変えていただければと思います。
補足ですが、高取山公園の集客を目的としたPRと情報発信がミッションの地域おこし協力隊が、前年から着任しています。同じ地域おこし協力隊、移住者同士、協力しあえる仲間がいるのも安心ですよ。
<<担当者からのメッセージ>>
【野中】(写真左:神埼市商工観光課 課長)
人生のうち、貴重な3年間を背振で頑張っていただくことを、とても嬉しく、ありがたく思います。市の担当である私たちも、その気持ちに精一杯応えて応援したいです。脊振町はもちろん、神埼市も佐賀県も住むには素晴らしい環境です。とにかく楽しんで過ごしていただきたいと思います。
【渡邊】(写真右:神埼市商工観光課)
おしゃべり好きな方がいいなと思いますね。生産者さんもお客様も、おしゃべりが目的でここに来られる方が非常に多いです。特に年配の方ほど、お店でおしゃべりすることを楽しみにされています。ここは単に「モノ」を売る場所ではなく、人と人のコミュニケーションが繋がる場所。下記は着任後のロードマップですが、あくまで参考例。この通りに進まなくても、人と話して、交流して、自分のやりたいことが新たに見つかるたびに相談して改めていけばOKです。やってみたい、挑戦したいという気持ちは全力で後押ししますよ。
\\着任後のロードマップ//
[1年目]
お店に着任。地域の関係者と交流しながら3年間の任期での目標を設定する。
↓↓
[2年目]
経営の改善に着手。支配人やスタッフと協力して「やってみよう」を繰り返す。
↓↓
[3年目]
前年までのチャレンジを土台に任期中の目標達成(売上3割アップなど)に向けてラストスパート。
↓↓
[4年後~]
お店が気に入ればそのまま継続して働くことも大歓迎。経験を活かて地域に残っていただくこともサポートしていきたいです。。
※週休は2日。勤務日などは、一緒に検討・調整できたらと思います。
\\働く条件//
▽募集人員
地域おこし協力隊 1名
▽着任時期
令和4年4月1日(応相談)
▽募集対象
①年齢 :年齢不問。経験者大歓迎です!40代以上の方もぜひご応募ください。。
②性別 :問いません。
③住所 :3大都市圏をはじめとする指定都市等に住んでいて、着任後、佐賀県神埼市脊振町内に移住し住民票も移せる方。
④資格等:店長経験、あるいはそれに準ずるマネジメント経験がある方。基本的なパソコン操作ができる方。
⑤健康 :心身ともに健康で、地域の特性や風習などを尊重し、意欲をもって活動に取り組める方。
▽活動場所、勤務先
脊振町高取山『わんぱく館』 (佐賀県神埼市脊振町広滝1472)
▽活動時間
週休2日制 /
8:30~17:15(7時間45分)⇒週4回
8:30~18:00(8時間)⇒週1回
▽活動形態・期間
会計年度任用職員 (パートタイム)、隊員としての活動期間は最長3年 (年度ごとの更新)
会計年度任用職員として週4回
わんぱく館スタッフとして週1回
合計 週5回勤務
▽待遇・福利厚生
・給与 :月額217,200円程度 (賞与あり)
会計年度任用職員として 月額190,000円
わんぱく館スタッフとして 時給850円(週1回)
・社会保険、雇用保険に加入します。
・活動に必要なパソコン等は市が用意します。
・その他、活動にかかる費用は、協議の上、予算の範囲内で市が負担します。
・住宅は市営の戸建住宅(2LDK)を無償で貸与します。
・引っ越しにかかる費用は自己負担とします。
▽応募期間
令和3年12月1日(水) ~ 令和4年1月14日(金)
▽選考
一次選考:応募用紙の記入内容をもとに選考を行います。
二次選考:一次選考合格者を対象に、脊振町内で一泊二日の現地案内、面談を行います。
(日程:令和4年2月6日(日)、7日(月)を予定)
※二次選考にかかる宿泊費については一部支給します。
▽提出書類
応募用紙(ファイル)に記入の上、添付資料と一緒にメールもしくは郵送してください。
※メール送信の場合には、応募用紙のファイル形式は問いません。(例:Excelファイル、PDF)
神埼市HP(公式募集サイト)https://www.city.kanzaki.saga.jp/main/7569.html
▽お問い合わせ、応募先
神埼市役所 商工観光課 担当:渡邊
〒842-8601
佐賀県神埼市神埼町鶴3542番地1
渡邊 翔一(神埼市地域おこし協力隊担当)が紹介する神埼市ってこんなところ!
脊振町は緑と清流が美しい山村地域。面積は60.93km2、人口は約1,500人の小さな町です。しかし交通アクセスはとっても便利。佐賀市内や糸島のビーチまで車で30分。博多へも1時間分ほどで到着するので、買い物にも、レジャーやエンタメにも不足するところがありません。
【脊振山】
佐賀県と福岡県の県境に連なる脊振山系の中で、もっとも標高が高いのが脊振山(1,055メートル)。頂上のすぐ目の前まで車で登ることができるので、登山・トレッキングの初心者にもオススメ。山頂からは、南は佐賀平野と有明海、北は福岡市街と玄界灘まで、360度パノラマの景色を楽しむことができます。