〔募集終了〕【求・記者&デザイン編集者 】一緒に“地域新聞社 ”をつくってくれる地域おこし協力隊を募集します 。

拝啓 地方移住を考えているあなたへ。これを読んでくださっているあなたは、いまどんなところに住まれているでしょうか。わたしたちが住んでいる唐津市七山地域では鮮やかに色づいていた木々も少しずつ葉を落とし、本格的な冬が訪れようとしています。
 七山地域は、名前の通り自然が豊かな山村地域です。佐賀県唐津市の北東部に位置し、脊振山系や天山山系の起伏の多い山々に囲まれています。一方で、虹の松原で有名な青く美しい唐津湾までは車で15分。福岡県の糸島市とも隣接しており、車さえあればかなり快適な ところ だったりするんですよ。
 
 15年前の平成の大合併で唐津市 となりましたが、以前は東松浦郡七山村と言いました。 農業や林業が基幹産業で、穏やかでやさしい気質の人が多く、「七山再生工場」などと呼ばれるほど、自然や人に癒されると、こっそり囁かれていたりします。

 そうそう、申し遅れましたが、わたしは唐津市役所の職員で、七山市民センターの産業・教育課に籍を置く松田和久と申します。今回七山の皆さんの期待を背負って、募集の大役を担うこととなりました。どうぞよろしくお願いします。

 「七山地域新聞(仮称)」を発行すること、地域のコミュニティ拠点としての機能も兼ね備えた「七山新聞社(仮称)」を企画運営すること。それが今回あなたにお願いしたいことです。

 あなたの最初の職場となるのは、僕も籍を置いている唐津市役所七山市民センターです。こちらには、市民センターのほか、診療所や歯医者などの医療機関も入っています。近くに保育園や小中学校 、それに美味しいパン屋さん!もあり、地域の機能がとてもコンパクトにまとまっています。単身で子育てをされている方などにも安心して来ていただける環境です。
 また、ここから車で15分圏内には、子どもから大人までみんなが夢中になる国際渓流滝登りという大会が毎年行われる観音(かんのん)の滝(日本の滝百選)や、九州の尾瀬とも言われ、固有種も多数生息する 樫原湿原(かしばるしつげん)があります。七山地域の中央を流れる玉島(たましま)川は、その名前が『古事記』や『日本書紀』にも記されるほど、古くからこの地を潤してきた清流です。 

迫力満点の観音の滝
約12万㎡の美しい湿地帯 樫原湿原

七山地域 は2,000人弱の人口のうち約42%が高齢者という過疎地域であり、 地域課題となっていますが、じいちゃんばあちゃんたちの生きがいにもなっているのが、農産物直売所「 鳴神(なるかみ)の庄」の存在です。年間売上が3億円にも達する人気の直売所で、8時半の開店と同時に多くの人が訪れます。
 ちなみに、出荷する生産者さんで早い人たちは朝6時頃から集まって井戸端会議が始まります(笑)。毎日出荷・引取り・検品を実直に繰り返し、30年以上をかけ、人の絶えない場所になりました。
 
 では若者の元気がないのか、といえば七山地域に限ってはそんなことはありません。昨年「七山むらづくり協議会」の会長を引き継いだ岡本泰成(たいせい)さん(41)を始めとする30代から40代の若手を中心に、地域の景観保全活動や、耕作放棄地にユーカリを植えて再生するといった里山を守る活動など、さまざまなことを急ピッチで進めています。

 若者もじいちゃんばあちゃんも子どもたちも頑張って前に進もうとしているこの小さな“むら”で、いま問題になっているのが、実は“情報の分断”だったりします。なんとなく“むら”では、濃い人間関係があり、なにかあればすぐに噂話が広まってしまう。そんなイメージがありませんか?
 もちろんその傾向はありますが、最近では地域内での情報収集がされなくなり、地域内での統一感や共通認識が希薄になってきています。七山を検索しても、出てくるのは”外”の方が七山を訪れた際の情報ばかりで、こちらからの発信がほとんどない状態です。
 昔、その役割を担っていたのが、「村報」でした。地域の清掃やサークル活動、中学生の部活動での活躍、誕生や訃報のお知らせなど、細かい情報が載ったそれらがあることで、大きく情報共有ができていたんです。
 たとえ七山を離れていても、家族から時折届く荷物に入れられた “村報”が、ふるさとの「いま」を知らせてくれていました。
 

 そこで、文章力やデザイン力をもつあなたに助けてほしいのです。令和の時代に“村報 ”を“七山地域新聞(仮称)”として蘇らせ、地域住民のつながりを強化していくため、七山からの情報発信と拠点づくりを一緒に取り組んでほしいです 。
 

 わたしたちの最終的な願いは、七山が「子どもたちが帰って来たくなる場所」となることです。その道のりを“情報の発信”と“コミュニティづくり”というかたちで一緒に歩んでくださる方をお待ちしています。まずは、七山の美味い空気を吸いにいらっしゃいませんか。

草々

これから出会えるあなたへ

                           七山新聞社準備室のみんなより

遅ればせながら担当の松田(左)と坂口(右)です。うしろに写っているのが七山市民センターです。
ユーカリ畑と七山むらづくり協議会の若手メンバーたち

\七山新聞社の記者&デザイン編集者の募集要件/

■募集人員
地域おこし協力隊 2名(令和3年4月着任)

■主な活動内容
①七山地域新聞(仮称)の発行
 (記事執筆・写真撮影担当1名、紙面編集・デザイン担当1名)
②七山地域のコミュニティ拠点+地域おこし協力隊の活動拠点 となる「七山新聞社(仮
 称)」の企画、開設、運営
③SNS等での地域の情報発信
④地域イベントへの参加など地域と仲良くなるための活動
⑤定期ミーティング、年度末報告会

■待遇・福利厚生
月額177,900円
・昇給あり、勤務期間に応じて賞与あり
・社会保険、雇用保険加入
・住居あり(市の借り上げ物件 家賃以外は自己負担となります。)
・活動に必要な車輌、パソコン等の支給(私使用の制限有)
・その他、活動に掛かる費用は、予算の範囲内で市が負担します。
・引越しにかかる費用は自己負担とします。

■選考方法
一次選考 応募用紙の記入内容をもとに選考を行います。

二次選考 一次選考合格者を対象に唐津市七山地域で面接、ワークショップを行います。
※二次選考に掛かる宿泊費等については予算の範囲内で一部支給します。

■募集対象(募集条件)
①年齢・性別:不問
②居住地域(住所):3大都市圏をはじめとする都市地域等にお住まいで、着任後、唐津
 市七山地域に移住し住民票も移せる方。
※3大都市圏をはじめとする都市地域等:条件不利地域(過疎、山村振興、離島振興、半
 島振興、奄美群島、小笠原諸島、沖縄の対象地域)以外の地域
③資格等:自動車運転免許を取得している、または近日中に取得予定の方。基本的なパソ
 コン操作のできる方。
④健康等:心身ともに健康で、地域の特性や風習などを尊重し、意欲を持って活動に取り
 組める方。

■活動場所、勤務先
佐賀県唐津市七山地域
唐津市役所七山市民センター産業・教育課 佐賀県唐津市七山滝川

■活動時間
週休2日制/週35時間勤務(7時間勤務/日)

■活動形態・期間
会計年度任用職員(地域おこし協力隊員)
活動期間:最長3年(年度ごとの更新)

■応募期限
令和3年1月15日(金)

■2次選考(現地での面接、ワークショップ)日程
令和3年2月14日(日)、15日(月)予定

■提出書
応募用紙に記入し、必要書類を添付して送信または郵送してください。

応募用紙などの詳細については下記URL(唐津市HP)からご確認ください。
https://www.city.karatsu.lg.jp/nanayama-sangyou/sangyo/chiikiokoshi.html

※確実に着任できる方よろしくお願いします。

※本採用については、市議会での予算議案の議決が必要となります。

七山新聞社(仮称)は趣のある旧街道沿いを予定しています。
農産物直売所「鳴神の庄」からすぐの場所にある「鳴神温泉ななのゆ」

松田 和久(唐津市役所七山市民センター 地域おこし協力隊担当)が紹介する唐津市ってこんなところ!

 唐津市は、佐賀県北西部に位置し、東は福岡県に接しており、北は玄界灘に面しています。人口12万人ほどで、総面積は佐賀県全体の約20%ほど。JR筑肥線が乗り入れているため、福岡空港まで乗り換えなしで行くこともでき、雨の日でも唐津駅から東京駅まで傘をささなくてもすみます。
 全国的には、呼子の「いかの活き造り」や、ユネスコの無形文化遺産にもなっているお祭り「唐津くんち」、陶器の「唐津焼」などで知られています。近年では、「ユーリ!!! on ICE」や「ゾンビランドサガ」などのアニメにも登場し、いわゆる「聖地」としても人気です。アニメがきっかけで唐津に移住した方も。
 とにかくご飯が美味しい、景色がいい、人がいい。そんなところです!

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